薪の値段を比較するとき戸惑う単位のこと
2018/06/12
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薪の必要量は?
薪窯のパン屋を始めるにあたり読めなかったのが薪の使用量とその価格です。
そもそもどのくらいパンを焼くのにどのくらいの薪が必要なのか、っていうかどのくらいパンが焼けるのか、すべてが不確定要素だらけだったのです。
わからないことの上にわからないことを積み上げるほど不安定なものはありません。
すでに薪窯パンで店舗経営している人に聞く手もありましたが、こういう場合相手の方から「どのくらいの大きさの窯ですか?」「一日にどんなパンをどのくらい焼く予定ですか?」と聞かれてしまい、その一つ一つに「う~ん、どのくらいかなぁ・・・」と間の抜けた答えをしなければならず、あきれられしまいます。
今もし私が同じように「どのくらいの薪が必要ですか?」と聞かれたら答えに困って逆質問をして、なおかつパッとしない答えをしてしまいます。
おそらく薪ストーブでも同様ではないでしょうか?
家の構造、間取り、薪ストーブの性能、生活スタイル、それぞれが一様ではない。
だから必要量も一様ではない。
わたしの場合は「やらなきゃわからんな」って開き直ってこの世界に飛び込みましたが、普通はそんな冒険できないと思います。
とはいえ、実際手に入らないとどうにもならないので一応価格は調べました。検索に引っかかる薪業者や材木屋のサイトです。
薪の単位
「カシ、ナラ 1束 **円」
「広葉樹ミックス 100kg **円」
「乾燥薪 1㎥ **円」
「軽トラ一杯 **円」
むむむ。小学生の時に単位の変換に苦戦したことを思い出しましたよ。
こんなに統一感がないと比較しづらいことこの上ないですね。
しかもです。
同じ1束といえど、業者によって1束の量は違います。
ちなみに1束というのは針金やビニールひもなどで数本の薪を束ねたものです。
しかもです。
乾燥度によって薪の重さは変わります。
この上に30cm~45cmくらいの薪の長さというものがかかわってきます。
薪の種類、薪の乾燥度によっての重さなど、を考慮にいれて判断せねばならずこのように薪の値段を調べるというは大変なのです。
重さか体積か?
実際に比較計算するとなると単位を統一しなければどれが安いのかわからないのですが、これがまた難しいのです。
重さであれば、管理の仕方や時間がたつにつれ変化してしまいます。乾燥度で変わってしまうのです。
束や㎥といった体積の場合、あまり使わない家庭なら束単位で購入するのが使い勝手がよいでしょうが、大量買いの時は薪屋さんもわざわざ束にするのは手間ですから㎥で計算するでしょう。
トラック単位もどこまで積むか、軽トラか1t車かでも変わってきます。
そのため販売者も統一しづらいというのが現状でしょう。
ただ、以上のことから、tや㎥表記のところは大量買いのお客さんを想定しているので価格も割り安ということが言えます(そうでない場合もありますが)。逆に束であったりケース売り、100kg単位で販売しているところは小口のお客さんを想定しているので割高でしょう。
軽トラ表記はざっくりしているところの印象です。訳アリだったり何かの事情で安かったりします。
まず知るべきは自分の必要としている量ですが、わからないときは「後で変更しなければならない」という前提のもと計画を立てるのがよいでしょう。
そして下調べをするわけですが、一番計算しやすい単位に換算したものをメモをして比較検討する。
そうしているうちに、一口に薪といっても重さ、サイズ、乾燥度、樹種、というジャンル分けがなされていることがわかってきます。
薪の販売者さんには単位を統一してほしいなぁ、と初めのころは思っていましたが、いろいろ知るにつれその難しさがわかってきました。