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倒木をもらったらタダじゃないの? | 薪割りの「ま」|低コスト高効率の窯づくりを目指すパン屋さんの薪割りばなし

倒木をもらったらタダじゃないの?

   


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宝の山

 

薪が欲しいと願う人の誰もが考えること。

「タダでほしい」

実際に使ってみるとわかるのですが、バンバン燃やしているとけっこうバカにならない量です。

そう思うとあのよく目にする、山間部に倒れている倒木、あれが欲しい。と私はよく考えてしまいます。

日本ではちょっと車を走らせれば、すぐに山間部になり、あちこちに倒木を目にすることができます。

薪を手に入れたい人にとれば、宝の山です。

ところがどっこい、そう簡単には薪にはできません。どうしてか?

まず道からあまり離れていない倒木を持って帰ることをシミュレーションしてみましょう。

 

倒れている木を持ち帰る

 

まず運搬手段の問題があります。どうやって運びましょう。

軽トラックをもっていれば2m以下くらいに切れば積めるでしょう。となるとまず倒れている木のところで切断作業が必要となります。いらない枝も払わないといけませんね。チェーンソーおよびその技術が必須です。

木のところから車までえっほえっほと運ばねばなりません。重労働です。手押しの台車はちょっと足元が悪いと使い物になりません。

直径にもよりますが、軽い木と言われるスギ、ヒノキでさえ水分を含んでいると40㎝の長さのモノを運ぶのにも苦労します。軽トラ一杯積むのに50個は運ばないといけません。一人でやるのはつらいですね。

これがナラ、カシ、ケヤキ、サクラなどの広葉樹となるとなお重い。

 

ちなみによく倒木は放置されていますが、その土地は誰かの土地であることを忘れてはいけません。

つまりその倒木はその土地の所有者のものです。許可を得ずに持ち帰るわけにはいきませんよ。というか事前に許可を得なければなりません。

めでたく持ち帰った暁には薪割りが待っています。

 

かかる費用は?

 

という一連の流れの中でどの程度費用が発生するのか。

ざっと書き出すと以下の通り。

・車代・・・軽トラがなければ買う、または借りる費用。もちろんガソリン代も。

・チェーンソー代・・・本体価格のほか、用意すべきものとして、混合ガソリン代、チェーンソーオイル代、予備のチェーン、防護メガネ、念を入れれば、ヘルメット、イヤーマフ、安全靴など。その他目立て用のヤスリなど。

・お礼代・・・所有者へのお礼、手伝ってくれたお友達へのお礼。茶菓子だったり食事だったり。

・薪割り代・・・斧、クサビ、運搬用台車など。

・その他・・・必要に応じて、のこぎり、ナタ、運搬用一輪車、ロープ、ブルーシート、軍手、トング、玉切り用の馬、メンテナンス用品、修理買い替え代、などなど。

 

高いのか安いのか

 

ただ転がっている木をもらおうにも一から始めると結構な出費が必要です。

ほとんどが初期投資なのでいつもいるわけではありませんが、かかった費用、労力、時間を考慮すればちょっと躊躇してしまいますね。特に運搬が労力、時間を使います。

ちなみに軽トラ一杯分の木を束にすればどのくらいか?山盛り積めば別ですが、おおよそ40束~50束くらいできるのではないでしょうか。

これを安いとみるか、高いとみるか。

わたしなら気がすすみません。体力的にきついわりにあまり量にならないからです。

しかもすぐ目につくところにある倒木はたいていスギです(スギは根が浅く倒れやすい)。

広葉樹なんてめったにない。あってもなお体力的にきつい。

そして何より他にもっといい方法があるからです。

次回はほかの方法にも触れてみます。

 

 - 薪を集める前に